炎症性腸疾患な風景

間質性膀胱炎と結節性多発動脈炎で潰瘍性大腸炎な人の日記

#潰瘍性大腸炎 4年目にして、Matts GradeとMayo Scoreを振り返る

気になるツイートが流れてきたので、久しぶりにこちらのブログを更新してみようと思います。

発症前からカウントすると、人生通算5回目の大腸内視鏡検査をつい先日無事終えました。カメラを担当してくださった先生曰く「炎症はない」とのこと。生検の有無についてたずねたところ、「必要ないでしょう」というお話でした。

現在の通院先にもIBD専門医が少なくとも1名は在籍しているようで、潰瘍性大腸炎(UC)に限って言えば私もあまり心配はしていません。ただ、一応自分でもMatts GradeMayo Scoreといった客観的な指標を把握しておきたいのが本音です。

というわけで、そのうち主治医とこの件について話す機会があれば、具体的な質問ができるよう予習してみました。素人が適当にググって拾い集めた情報なので、間違いがあればぜひ教えてください。

Matts Gradeとは

改めて調べてみると、Matts Gradeは「生検組織分類」と「内視鏡所見分類」の2種類があり、ツイートで言及されている「組織学的炎症所見」というのは生検によるものらしいです。

生検組織分類

<Mattsの生検組織分類>

Grade 1: 正常

Grade 2: 円形細胞,多核白血球の粘膜・粘膜固有への浸潤

Grade 3: より多くの細胞浸潤,一部粘膜下層

Grade 4: 陰窩膿瘍,粘膜全層の著明な細胞浸潤

Grade 5: びらん・潰瘍・粘膜壊死,著明な細胞浸潤

潰瘍性大腸炎の活動度判定~Matts分類 - 免疫組織データベース~いむーの Antibody Database – Immuuno

一昨年の大腸内視鏡検査で潰瘍性大腸炎としての確定診断が出たわけですが、「上行結腸に炎症があるので、ペンタサ錠を処方する」という説明でした。ちなみに、注腸や坐剤の使用経験はありません。

組織学的には軽度の活動性のUCとして矛盾しない。
上行結腸:Matts Grade 1
直腸:Matts Grade 3
2017年5月の生検報告書より

ペンタサ錠が直腸まで届いているのか、届いていないのか、よくは知りませんが、粘膜治癒宣言をいただいたのは昨年のことです。生検結果を見てみると、直腸のMatts Gradeは3から2に下がっていますが、正常(Grade 1)ではないんですね。

組織学的には寛解期のUCとして矛盾しない。
Matts Grade 2 相当
2018年4月の生検報告書より

前医に「来春の内視鏡検査までペンタサは4g(フルドーズ)のままで、さらに良い状態まで持っていく」と説明されていたので、今年のGradeが気になっていたのです。

内視鏡所見分類

Matts Gradeには内視鏡所見分類というものもあり、Mattsの内視鏡所見分類(日本語改変)の内容をまとめると、下表のようになります。

内視鏡所見分類
Grade 血管透見像 易出血性 自然出血 その他
1 正常 なし - -
2 なし なし又はごく軽度 なし 粘膜発赤軽度、微細顆粒状、膿様粘液なし
3 なし あり あり 粘膜浮腫状、発赤しやや粗膿様粘液の付着あり
4 なし あり 著明 潰瘍、膿様粘液の付着あり、腸管の拡張不良

こちらは内視鏡医がカメラを入れた日にその場で判定する分類なのでしょうか。臨床調査個人票や紹介状に添えられている"内視鏡検査報告書"にそれらしきものがあり、生検報告書のGradeと比較してみると、若干異なります。

  2017年 2018年
Matts Grade 生検組織分類 上行結腸:1
直腸:3
直腸:2
Matts Grade 内視鏡所見分類 2a 1

ツイートで語られていた「内視鏡的に正常化していても、3割には組織学的炎症所見がみられます」というのは、こういうことなのかもしれません。

Mayo Scoreとは

ついでに、Mayo Scoreについても触れておきます。以下の4つの項目を4段階で点数化し、UCの活動状態を評価します。こちらも内視鏡検査報告書などに記載されています。

  • 内視鏡所見
  • 排便回数
  • 直腸出血
  • 医師による総合評価

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「炎症性腸疾患の診療と臨床治験におけるエンドポイント」福岡大学筑紫病院消化器内科 松井敏幸

近況

新しい病院での内視鏡検査では生検がありませんでしたが、内視鏡所見分類(Matts Grade)やMayo Scoreくらいは出てくるかもしれませんね。

ゴールデンウィークは遠出することもなく、近所のキャンドゥでちんあなごの靴下を買いました。次回の消化器内科受診に備えて(笑)
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