炎症性腸疾患な風景

間質性膀胱炎,潰瘍性大腸炎,膠原病と共に生きる人の日記

細菌性膀胱炎と間質性膀胱炎の違い

昨夜はEテレで『チョイス@病気になったとき - あなどれない 膀胱(ぼうこう)炎』が放映されましたね。

膀胱炎、腎盂腎炎、結石など盛り沢山の内容でした。私も言及したいことがいくつかありますが、本稿では"普通の膀胱炎""間質性膀胱炎"の違いについて、語らせてください。

皆さんがご存知の"抗菌薬でさくっと治る膀胱炎"。専門用語的には「急性膀胱炎」と言うそうです。そして、私の持病である"手術までしてもなかなか治らない"のを「間質性膀胱炎」と言います。

急性膀胱炎は大腸菌などによる尿路感染症なので、ここではわかりやすく「細菌性膀胱炎」と呼びます。対して、間質性膀胱炎は原因不明で自己免疫疾患説も有力です。

番組に出演されていた日大板橋病院の高橋先生によると、二つの膀胱炎の症状は以下のように異なるそうです。

  細菌性膀胱炎 間質性膀胱炎
頻尿 + +++
痛み 排尿後 尿がたまった時
残尿感 +++ +

へー、そうなんだ。

泌尿器科の先生は問診でも、こういう基準で病気を診断していくんですかね?

ふと、思い出したのが、この病気になって最初にお世話になった女医さんの言葉。その先生はけっこうフリーダムに日々の愚痴や患者に対する苦言なんかをブログにつづっていらっしゃいます。

(いや、いいんですよ。いいと思いますよ。その先生の人となり、お考えを知ることができますし)

患者自身から「膀胱炎になった」という訴えを診察時に聞くのが嫌なんですって。「膀胱炎かどうかを診断するのはアタシの仕事なのよ」ってことらしい。

現在の主治医を予約外で受診する際に「膀胱炎のような気がするんですけど...間質性じゃない方の」と言う私なんか、絶対許せないでしょうね(汗)。

ここまで書いておいてなんですが、萎縮しないために膀胱訓練が必要と教えてくれたのはその女医さんなので、今でも大変感謝してますm(_ _)m

昨年末、久しぶりに細菌性膀胱炎になりました。そして、排尿時痛というのを経験しましたよ。排尿の終わりかけに突然グサッときて、ギャーと叫びたくなるくらいの衝撃でした。

でも、不思議なことに膀胱におしっこがたまっていく時の痛みは皆無で、残尿感や排尿後の痛みもなく、すぐその排尿時痛のことを忘れてしまうのです。蓄尿時痛がないから、頻尿にもなりませんでした。

そんなことが3日くらい続き、尿に濁りもあったのでこれは間違いなく細菌性膀胱炎だろうと考え、泌尿器科を訪れたのです。

症状を整理すると、私の場合はこうなります。

*

頻尿:"間質性"発症以前の"細菌性"で頻尿になったこともあるので、なんとも判断しがたいです。高血圧とか多尿といった因子もありますし。

痛み:そもそも、"膀胱痛"というものを概念的に理解したのは間質性膀胱炎確定診断後でした。それまでは、"死にたくなるくらい激しい尿意"と認識していました。

残尿感:これはどんな場合でもほとんど感じたことがないです。残尿エコーもゼロだし、排尿直後に尿意や痛みを感じても、排尿時に出し切れなかったという感触はないんですよね。

*

というわけで、結論としては症状は人それぞれです。

泌尿器科医から「間質性膀胱炎はふつう・・・だから、あなたは該当しない」などと言われ、悩んでいる人がこの記事にたどりつくこともあるかと思いますが、どうかあまり深く思い悩まないでください。

そのうち、あなたの苦痛に理解を示し、解決手段を模索してくれる医師が現れるかもしれません。その際につけられる保険病名が間質性膀胱炎という可能性を否定できるものではないので、決して自分を追いつめずにね。

うまく言えないけど、5年前の私みたいな人がいたら、そっと応援したいです。